しびれとは

正座した後に、足がジンジン、ビリビリとする感覚がしびれです。

手足のしびれが多いが、背中や腰、顔や頭などいろいろな場所にでることがあります。

しびれには症状で3つに分けられます。

①感覚異常　②感覚低下　③運動麻痺

①感覚異常

しびれることで、触れると痛みを強くかんじたり、焼けるように熱く感じたり、冷たく感じたりします。

服の上から触れているような感じがしたりします。素手でも手袋をはめて触っているよう。素足でもソックスを履いているような感じ。

これらが感覚異常です。

②感覚低下

感覚異常とは逆で、触れても感じにくい。痛みを感じにくいなど感覚的に鈍くなるのが感覚低下です。

③運動麻痺

触れるなどの感覚ではなく、自分の意志通りに動かせない。歩けない。握れないなどの症状が運動麻痺です。

手足のしびれる原因

◆脳梗塞、脳出血など脳疾患によるもの

◆糖尿病など内臓疾患によるもの

◆栄養障害によるもの

◆冷え性など血流障害

◆ガン、脊髄腫瘍などによるもの

◆筋肉・骨などによる神経圧迫

◆ストレスによる自律神経失調など

しびれは、原因がさまざまで、軽く考えずに、続くしびれは病院を受診することをおススメする。

ここでは、整形外科レベルの「筋肉・骨などによる神経圧迫」を説明します。

筋肉の硬縮による神経圧迫。

筋肉で圧迫された神経のその先が分布する箇所が、しびれなどの感覚異常を起こす。

オーバーワークによる負荷のかけ過ぎ。

打撲など炎症後に、筋肉を含め周囲の組織が硬く固まることもある。

首の前部、脇部、肘、手首

腰、鼠径部（足のつけ根）、お尻、膝、足首、足うらなどで起こしやすい。

骨による神経圧迫。

背骨の加齢による骨棘（骨の出っ張り）形成や、背骨間の軟骨の椎間板が薄くなり、近くを通る神経が圧迫される。

血管圧迫によるもの

筋肉・骨により血管が圧迫され、神経への栄養供給が不足することで、しびれをおこす。

骨・筋肉による直接的な圧迫を「神経性」のしびれに対し、血管圧迫は「血管性」のしびれと言われている。

手足のしびれが悪化すると

手足のしびれは、軽いものは日中は感じないが、ゆっくり安静にしている時、寝ている時に感じることがある。

お風呂に入ると感覚の違いに気づく。

強くしびれが悪化してくると・・・

◆安静時にジンジン、ビリビリと痛みを伴いしびれる。寝ずらくなる。

◆手足の力が入りにくくなったり、感覚がつかみにくくなる。

◆歩行困難、立ちしゃがみ動作がしずらくなる。

日常生活に支障をきたしはじめる。

実は、当院には、悪化した症状になって慌てて来院される方が多い。

「いずれ治るだろう。」など安易な気持ちで放置せず、信頼おける病院、整骨院、整体を受診していただきたい。

改善するにはどうすればいいのか

日常生活に支障がある重度のしびれは、「手足のしびれ」を診れる病院、整骨院、整体を受診して頂きたい。

それが一番早い改善が見込まれる。そのうえで、自身でストレッチなど毎日行うことで、より早期の改善が見込めます。

軽度の方は、悪化しないように、今から「手のしびれの体操・ストレッチ」「足のしびれの体操・ストレッチ」で解消して頂きたい。

詳しくは・・・ブログ「手足のしびれを改善させるストレッチ体操」をご覧頂きたい。

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手足のしびれを改善させるストレッチ体操