激しく痛むぎっくり腰の特徴
重いものを持ち上げる時、無理な姿勢をとった時など、強い腰の痛みが走り動けなることがある。
しかし、実際はそんなに無理をしていないのにぎっくり腰になったという方は多い。
◆中腰姿勢から体を起こそうとしたとき
◆顔を洗おうとかがんだ時
◆ソックスを履こうと脚を持ち上げた時
◆床のものを拾おうとしたとき
こんな風に、何気ない動作でぎっくり腰を起こす。
そんな経験がありませんか。
ぎっくり腰の症状は・・
◇少し動かすとズキッと腰に痛みが走る。
◇腰に力が入らない。
◇腰が伸びない。
◇足が上がらない。
◇腰全体がボヤッと痛む。
急性の症状のため、激しい痛みがでるので、日常生活に支障をきたす。
約1週間から10日ほどで、ぎっくり腰は回復する。
ぎっくり腰の予兆と再発
ぎっくり腰の予兆
ぎっくり腰は、一度経験すると、なんとなく「ぎっくり腰になりそう」という予兆、予感を感じる人がいる。
◆腰が重い。
◆腰が思うように動かせない。
◆腰回りが違和感を感じる。
◆腰が動かす方向でピリッとする。
そんな変調(予兆)を感じてくると、一つ一つの動作を慎重に警戒する。
腰痛をあまり経験のない方は、「いったい何と戦っているんだ?」と思うかもしれないが、
本人にしてみれば、真剣なのだ。
激しい痛みと動けなることを知っているから。
ぎっくり腰の再発
ぎっくり腰の予兆を感じつつ慎重に気を使っていても、無情に再発することもある。
予兆もなく再発ぎっくり腰をすることもある。
しかも、やっと治ったと思った矢先に、再発する方もいる。
ぎっくり腰の正体
動けなくなるほどのあの激しい痛みは、いったいどこからくるのか。
それは腰の筋膜の炎症です。
筋膜とは・・・
筋膜は、筋肉・内臓などの表面を覆う膜のこと。
これらを包み込み、組織間の結合の働きもする。
ここでは、腰の筋膜が炎症を起こし、動くことで炎症を起こした筋膜が引っ張られるため痛みを感じる。
この時、その炎症を起こした患部を指圧・マッサージなどで直接刺激することは避けたい。
炎症が強くなり、痛みが増し動けなくこともある。
病院などでのレントゲン診断では、異常なしとなることがほとんどです。
ぎっくり腰の再発予防
ぎっくり腰を再発しやすい人は、日常生活の中で、肉体的ストレスがかかるときに、腰にストレスを受けやすい人が多い。
質問があります。
Q1 正座が無理なく1分できますか。
Q2 足の裏を着けたまましゃがむことが出来ますか。
Q3 靴の裏が、かかとの外側がよくすり減りますか。
以上の質問で、「いいえ」「よくすり減る」と答えた方は、非常に足の関節が硬い。アキレス腱など硬い可能性があります。
これらが柔らかいと、腰にかかるストレスは軽減します。
スプリングの効いた車、クッションの効いたソファーのように衝撃が和らぎ、腰に負担がかかりにくい。
再発の予防には、これら足の関節が柔らかくなることが大切です。
正座を毎日することが足のストレッチになる。
3つの質問で、一つでも「はい」と答えた人は姿勢を正し正座をして頂きたい。
最近、家でも畳の部屋が減り正座をする機会が少なくなった。
出来ても、長時間できない人が増えた。
正座は、股関節、膝関節、足関節、脛腓関節(膝の外横)などの足の関節とその周りの靭帯が柔らかくないとできない。
そこで、あえて正座をすることで、足のストレッチを行うことをススメる。
時間は、10秒から1分です。
背筋を伸ばし座布団の上などで行ってください。
手は、股関節近くに軽く添えてください。
(膝近くに手を置くと、腰が曲がり、腰に力が入るため痛くなりやすいです。)
膝回りがこわばったり、足首周りが辛くなったりする場合、あまり無理をせずに時間を少なくしてください。
毎日、することで硬さが徐々に減っていきます。
対して時間もいらず、どこででもできますので試してみてください。
はい。最後まで読んで頂きありがとうございました。
少しでもお役に立てたら幸いです。
岡山県井原市の「腰痛専門 腰痛を起こさない体を作る施術家」大月整骨院院長 大月規弘でした。